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「最近、むせやすい、噛みにくい」と感じることはありませんか?~口腔機能低下症のサインと歯科でできること

「以前よりむせやすくなった」「滑舌が悪くなった気がする」「やわらかいものばかり選ぶようになった」——こうした変化を「年齢のせいだから仕方ない」とやり過ごしてきた方は少なくないと 思います。

ただ、こうした変化はお口の機能が少しずつ低下しているサインである場合があります。加齢そのものが原因ではなく、お口の使い方や日常の積み重ねが関係していることも多く、早めに把握することで対処できる余地があります。

今回は「口腔機能低下症」とはどのような状態か、また歯科医院でどのような検査ができるかについてご紹介します。「最近少し気になるな」という方にこそ、知っておいていただきたい内容です。

口腔機能低下症とは?

口腔機能低下症とは、加齢や生活習慣などの影響によって、お口の働きが少しずつ低下している状態のことをいいます。

食べる・飲み込む・話すといった毎日の何気ない動作は、舌や唇、頬の筋肉などがうまく働くことで成り立っています。

これらの機能が低下すると、

  • 食べ物を噛みにくい
  • 飲み込みにくい
  • むせやすい
  • 発音しづらい
  • お口の乾燥が気になる

といった症状が現れることがあります。

お口の機能が低下すると…

お口の機能が低下すると、食事の内容が偏ったり、食べる量が減ったりすることで、栄養状態や全身の健康にも影響を及ぼす可能性があります。

また、「食べること」や「会話を楽しむこと」は、生活の質(QOL)にも深く関わっています。

健康なお口を維持することは、いつまでも自分らしく食事や会話を楽しむためにも大切です。

当院で行っている口腔機能の検査

健康寿命を延ばすために、歯科医院でできることの一つが、お口の機能を評価し、適切に管理することです。

当院では、お口の周りの筋力や機能が低下していないかを確認するための検査を行っています。検査は510分程度で定期検診の際に口腔機能低下症が疑われる方を対象に行っていきます。

舌圧検査

舌の力(舌圧)を測定する検査です。

舌は食べ物をまとめたり飲み込んだりするだけでなく、発音にも重要な役割を担っています。

舌の力が低下すると、飲み込みにくさや食べこぼしなどにつながることがあります。

咀嚼能力検査

グミを用いて食べ物をしっかり噛めているかを確認する検査です。

噛む力や噛み砕く能力を客観的に評価することで、お口の機能を把握し、必要に応じたケアにつなげることができます。

まずは今のお口の状態を知ることが大切です

「食べる」「話す」「笑う」——これらは毎日の暮らしの中で当たり前のように繰り返している動作ですが、 お口の機能がその土台を支えています。むせやすさ・滑舌の変化・やわらかいものしか食べられないといっ た変化は、加齢そのものではなく、お口の機能の低下が関係していることがあります。早めに状態を把握し ておくことが、その後の選択肢を広げます。

当院では、高齢者歯科のページに、口腔機能の低下が全身に及ぼす影響や、ご高齢の方への口腔ケアへの考え方をまとめています。「自分はまだ大丈夫」と思っている方にこそ、一度ご覧いただきたい内容です。

日常のお口の状態を継続的に確認したい方には、予防歯科での定期的なケアがご活用いただけます。むし歯 ・歯周病のチェックと合わせて、機能面の変化にも目を向けながらサポートしています。

「受診するほどかわからない」という方も、定期検診の際にその旨をお伝えいただくだけで構いません。ま ずは今のお口の状態を一緒に確認しましょう。

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