歯周病治療
歯科衛生士の業務と歯周病治療について
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歯周病治療
歯の抜ける原因の約4割は歯周病
「歯の抜ける原因は虫歯ですよね?」
まだまだ、このような声を多く聞くことに驚きを隠せません。
もちろん虫歯も抜歯の原因にはなりますが、実は最も多く報告されている原因は歯周病です。
下のグラフは、2005年 全国2,000余りの歯科医院で行われた全国抜歯原因調査の結果です。
(全年齢対象 参考:厚生労働省より)

確かに30代までの若年層の場合、虫歯によって抜歯に至るケースが多いのは事実です。
しかし、40代以降になると歯周病で歯を失うケースが増えてきます。
歯周病は、炎症を起こして血や膿が出たり、歯を支える歯槽骨 (しそうこつ) が溶けてしまうことで、歯がぐらついたり、最終的には抜け落ちたりする病気です。
「沈黙の病」と呼ばれるほど自覚症状が出づらく、気づいた時には手遅れになり、抜歯に至ることが多々あります。
そのため、歯のプロ (歯科医師、歯科衛生士) による、客観的かつ定期的な検診が大切です。
問題があれば早期に取り除くことが症状を複雑化させない最善策と言えます。
何か少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。
それは歯周組織が発する初期症状かもしれません。
歯周病の治療について
多くの歯周病には「王道の治療の流れ」があります。
ひしかわ歯科クリニックでは、正しい知識を正しく実践し、確実な治癒を目指します。
大切なことは、適切な診査・診断と、患者様お一人おひとりにあった治療計画です。
歯科大学病院で培い、日本歯周病学会認定医として認められた歯周病学の知識を生かし、皆様のお口の中を守っていきたいと考えています。
また、患者様ご本人に「歯周病がどういうものか」「なぜ悪くなったのか」「どうすれば良くなるのか」など、 知識を共有していただき、協力して治療を進めていきたいと思っています。

歯周病治療パートナー 歯科衛生士
歯周病治療の成功のカギは「患者様」「歯科医師」「歯科衛生士」が三位一体となることです。
例外を除いた歯周病のほとんどは、時間をかけてゆっくりと悪くなった慢性疾患です。
そのため、治癒にも時間がかかります。
ひしかわ歯科クリニックには、歯周病治療のパートナーでもある歯科衛生士が複数名在籍しており、それぞれの患者様ごとに担当の衛生士を決めるようにしています。
治癒までに時間がかかる歯周病治療だからこそ、「担当制」を導入する必要があると考えております。
どんなことでも構いません。 担当の歯科衛生士にお話しください。

歯の表面の歯石除去
スケーリング
歯の表面に付着した歯垢や、歯垢が固まってできた歯石の除去を行うことです。
特に歯石は普段の歯磨きでは取ることができないため、専門的な器具を使って除去していきます。
スケーリングは歯周病治療の基本であり、予防のためにも大変重要な処置と言えます。

歯ぐき内部の歯石除去
ルートプレーニング
いわゆる歯周ポケット、その奥に付着する歯垢や歯石を除去する処置がこのルートプレーニングと呼ばれるものです。
ポケット内部の歯周病菌を取り除くことで、歯肉全体の炎症が軽減されます。
ときに麻酔下で処置を行うこともありますが、進行した歯周病を改善する上では欠かすことができない治療です。
当院の衛生士は、正しいルートプレーニングを行うため、定期的に外部講師より指導を受け、技術を研鑽し続けています。

歯面清掃
歯面清掃
歯の表面をツルツルにすることで、汚れや細菌が付着しにくい環境を作ります。
また、見た目や舌触りも良くなり、多くの方に喜ばれています。
使用するペーストも、衛生士がそれぞれにこだわり選んでおります。興味がある方は衛生士にお声がけください。

定期検診
3~4ヶ月に一度を目安に、定期的にご来院いただいて検診を行っています。
歯周病は、「沈黙の病」と言われるほど初期症状がなく、気づき難い病気です。
定期的にご来院いただき、歯周病や虫歯など、悪くなっている部分がないか、 上手に歯磨きができているか等、今のお口の状況を把握して、丁寧に説明をさせていただきます。
「最後までご自身の歯で過ごしてもらいたい」という想いで あなたの歯を、あなた自身が守れるように、チーム医療でサポート致します。
