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診療時間
9:00~12:30 / 14:00~18:00
※土曜午後は17:30まで

歯周病治療

歯の健康はメタボリックドミノの
入り口です

この図は生活習慣病の連鎖を表す図で通称「メタボリックドミノ」と言われています。生活習慣病はだれしも軽度の問題から始まり、症状が進むにつれ、ドミノ倒しのように下流に進み、最終的に重度の問題に至るということがこの図でわかると思います。
一度倒れたドミノを起こすことは非常に困難です。虫歯や歯周病はこのメタボリックドミノの上流に位置付けられていて、いかに口の健康を保つことが全身の健康につながることかが分かります。

歯を守るには歯周病治療と歯内治療が大切です

大切なご自身の歯を守るには、ご自身の歯を知ることが何よりも重要です。 当院では様々な「見える化」を行っており、特に「歯内治療」「歯周病治療」ではほとんどの症例でマイクロスコープを使用しています。 他院ではこのマイクロスコープを使用する場合の多くは自費診療になりますが、当院では保険診療で行います。

歯内治療

歯の抜ける原因の
約4割は歯周病

「歯の抜ける原因は虫歯ですよね?」
まだまだ、このような声を多く聞くことに驚かされます。
もちろん虫歯も抜歯の原因にはなりますが、実は最も多く報告されている原因は歯周病です。
このグラフは、2018年 全国2,345余りの歯科医院で行われた全国抜歯原因調査の結果です。(全年齢対象 参考:厚生労働省より)

確かに30代までの若年層の場合、虫歯によって抜歯に至るケースが多いのは事実です。
しかし、40代以降になると歯周病で歯を失うケースが増えてきます。
歯周病は、炎症を起こして血や膿が出たり、歯を支える歯槽骨 (しそうこつ) が溶けてしまうことで、歯がぐらついたり、最終的には抜け落ちたりする感染症です。
「沈黙の病」と呼ばれるほど自覚症状が出づらく、気づいた時には手遅れになり、抜歯に至ることが多々あります。
そのため、歯のプロ (歯科医師、歯科衛生士) による、客観的かつ定期的な検診が大切です。
問題があれば早期に取り除くことが症状を複雑化させない最善策と言えます。
何か少しでも気になることがあればお気軽にご相談ください。それは歯周組織が発する初期症状かもしれません。

歯周病の治療について

「歯周病認定医」の資格を持つ歯科医師が歯周病の治療を担当いたします。

歯周病認定医は、日本歯周病学会が認定する歯周病の専門資格です。この資格は5年ごとの更新が必要なので、資格保持のためには5年ごとに学会参加・症例発表・研修会参加等を必須とした更新が必要になります。当院の歯周病治療は歯周病認定医の院長と担当衛生士がチームで進めて参ります。歯周病でお悩みの方、一度当院にご相談ください。

歯周病認定医・歯周病専門医名簿一覧



一般的な歯周病には「王道の治療の流れ」があります。
当院では、正しい知識を正しく実践し、確実な治癒を目指します。
大切なことは、適切な診査・診断と、患者さんお一人おひとりにあった治療計画です。
歯科大学病院で培い、日本歯周病学会認定医として認められた歯周病学の知識を生かし、皆様のお口の中を守っていきたいと考えています。
また、患者さんご本人に「歯周病がどういうものか」「なぜ悪くなったのか」「どうすれば良くなるのか」など、 知識を共有していただき、協力して治療を進めていきたいと考えています。

歯科衛生士は
歯周病治療のパートナー

歯周病治療の成功のカギは「患者さん」「歯科医師」「歯科衛生士」が三位一体となることです。
例外を除いた歯周病のほとんどは、時間をかけてゆっくりと悪くなった慢性疾患です。
そのため、治癒にも時間がかかります。
当院には、歯周病治療のパートナーでもある歯科衛生士が複数名在籍しており、それぞれの患者さんごとに担当の歯科衛生士を決めるようにしています。
治癒までに時間がかかる歯周病治療だからこそ、「担当制」を導入する必要があると考えています。
どんなことでも構いません。 担当の歯科衛生士にお話しください。

歯科衛生士による歯周病治療

スケーリング(歯の表面の歯石除去)

歯の表面に付着した歯垢や、歯垢が固まってできた歯石の除去を行うことです。
特に歯石は普段の歯磨きでは取ることができないため、専門的な器具を使って除去していきます。
スケーリングは歯周病治療の基本であり、予防のためにも大変重要な処置と言えます。

ルートプレーニング(歯ぐき内部の歯石除去)

いわゆる歯周ポケットの深い部分に付着する歯垢や歯石を除去する処置がこのルートプレーニングと呼ばれる処置です。
深いポケット内部の歯周病菌を取り除くことで、歯肉全体の炎症が軽減されます。
ときに麻酔下で処置を行うこともありますが、進行した歯周病を改善する上では欠かすことができない治療です。
このような処置は基本ですが、なかなか実践ができていない歯科衛生士が多いことも事実です。当院の歯科衛生士は、正しいルートプレーニングを行うため、定期的に外部講師より指導を受け、技術を研鑽し続けています。

機械的歯面清掃

歯の表面をツルツルにすることで、汚れや細菌が付着しにくい環境を作ります。
また、見た目や舌触りも良くなり、多くの方に喜ばれます。
使用するペーストも歯科衛生士がこだわって選んでおります。新商品が出た場合はそれぞれの商品を確認し、より良い材料を患者さんに提供できるように比較しています。
興味がある方は衛生士にお声がけください。

歯周外科にも対応

歯周外科手術(フラップ手術)

歯周病を改善させるためには、歯周病菌のかたまりであるプラーク(歯垢)や歯石を取り除くことが不可欠です。
歯周病の治療では、まず歯周基本治療(プラークコントロールやスケーリング・ルートプレーニング)により、プラークや歯石を取り除きます。
歯根表面のプラークや歯石は、歯周ポケットの中に器具を差し込み手探りでかき取りますが、深い歯周ポケットでは器具が歯石に届かなかったり、届いても正確な操作ができないため、取り除くことが困難になります。
そのため、歯周組織(歯肉や骨など)の破壊が進んだ深い歯周ポケットがあるケースでは、歯周基本治療で取りきれなかったプラークや歯石をしっかり取り除くために、歯周外科治療(フラップ手術等)を行う必要があります。

歯周外科手術(フラップ手術)の詳細

フラップ手術(歯肉剥離掻把術)は、歯周基本治療で治りきらなかった、深い歯周ポケットが残り炎症が消えなかった場合に行う歯周外科手術です。
フラップ手術は、深い歯周ポケットを形成している病巣がよく見えるように、歯肉を切開して部分的に開き、深い部分に残っている歯石や感染している組織を取り除く切除的外科療法です。
歯肉を部分的に切り開くことで、感染をおこしている病巣を実際に目で確認することができます。直接見ることで、歯周基本治療で取りきれなかった歯石をしっかり取り除き、炎症により破壊された歯槽骨の形態を整えることができるため、歯周組織を健康な状態に導いていくことができます。
部分的に切り開いた歯肉(フラップ)は、これらの処置後に元に戻して縫合します。

歯周組織再生療法
(リグロス・エムドゲイン)

エムドゲイン法は、歯周病によって失われた歯周組織を特殊なタンパク質によって再生させる治療(歯槽骨再生療法)です。
1997年にスウェーデンで臨床応用されて以来、副作用もなく安全性の高い治療法として、2009年3月現在、世界44ヶ国で使用されています。
歯周組織(歯槽骨や歯根膜など)を失った部分にエムドゲインゲルを塗ることで再生を促します。

エムドゲインとは

エムドゲインゲルは、スウェーデンのビオラ社で開発された新しい歯周組織再生用材料です。
エムドゲインゲルの主成分(エナメルマトリックスデリバティブ)は、子供の頃、歯が生えてくる時に重要な働きをするタンパク質の一種で、歯周組織を再生させる環境をつくることが分かっています。

リグロスとは

リグロスは保険内治療として近年厚生労働省に認可された再生療法の治療薬です。
リグロスの成分は細胞を増やす成長因子で、この成長因子の作用により歯周病で破壊された歯周組織の再生を促進する治療法です。

歯肉切除術(歯周外科治療)

歯肉切除術は、歯周病や歯肉増殖症などで増殖した歯肉を切除し、深い歯周ポケットを改善するために行う歯周外科手術です。
この手術により、プラークコントロールのしやすい状態にして炎症をおこした歯周組織を改善させます。
歯肉切除手術は、歯肉の位置が下がることで歯が長くなったように見え、歯根露出により歯がしみやすくなる(知覚過敏)ため、近年はあまり適用されません。
現在は、歯周病の手術としてはフラップ手術や歯周組織再生療法(エムドゲイン法、GTR法)を行うことが多いものの、症例によっては歯肉切除術が選択される場合もあります。

歯肉弁根尖側移動術

歯肉弁根尖側移動術は歯肉移植の応用で、移植を必要とするほど歯ぐきの状態が悪くない場合にこの手術法が適応されます。付着歯肉が狭い場合、または深い歯周ポケットがあり歯肉歯槽粘膜境を超えている場合に付着歯肉の増加およびポケットの除去を目的としています。

定期検診

お口の状況から担当衛生士が歯周病リスクを判断し、それに応じて定期検診の頻度を相談の上決定しています。

歯周病は、「沈黙の病」と言われるほど初期症状がなく、気づき難い病気です。
定期的にご来院いただき、歯周病や虫歯など、悪くなっている部分がないか、 上手に歯磨きができているか等、今のお口の状況を把握して、丁寧に説明をさせていただきます。

「最後までご自身の歯で過ごしてもらいたい」という想いで、あなたの歯をあなた自身が守れるように、チーム医療でサポートいたします。

歯内治療

歯周病治療の費用

マイクロスコープ
歯周外科手術(フラップ手術) 保険診療
リグロス(歯槽骨再生療法) 保険診療
歯肉弁根尖側移動術 保険診療
歯肉切除術(歯周外科治療) 保険診療
エムドゲイン療法(歯周組織再生療法) ¥55,000

上記料金表は全て税込表記となっております。

歯周病治療の治療期間・回数

  • 数日~約1年

歯周病治療の注意点

  • 保険適用ができない症状の場合は、自由診療になります。
  • 患者さんご自身によるプラークコントロール(ホームケア/セルフケア)が不十分な場合、治療効果が低くなります。
  • 歯周外科手術(フラップ手術)では手術で歯の根が露出した状態になり、見た目が気になることもあります。
  • 歯周外科手術(フラップ手術)後は歯根部分の象牙質が露出しやすく、知覚過敏になりやすいです。エムドゲイン療法(歯槽骨再生療法)で再生できる骨の量や範囲には個人差があります。
  • 口腔内の健康を維持するために、再生治療後は定期的なメンテナンスを必要とします。
  • 患者さんの持病によっては、歯槽骨再生療法による治療が難しいケースもございます。
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